医療法人山桃会Y・H・C矢山クリニック理事長
現在の医療は原因を問わずに症状だけを抑えようとしているように私には見えます。「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」と孫子の兵法にもあるように、病気はなぜ起きるのかがわかっていれば戦い方もわかるが、原因を扱わず、現象だけを扱ってしまうと、敵も知らず、己も知らず、戦わなければいけないわけです。病因をデトックスして身体をピュアーしない限りはよくはなりません。何事も「本気でやればできる!」。住医学研究会は日夜研究を続けています。接着剤などに使われている化学物質は、自己免疫疾患を引き起こしやすいです。アトピー性皮膚炎やシックハウス症候群(頭痛、不眠、目やのどの痛みなど)がそうです。化学物質を徹底的に排除し、可能な限り自然の素材を使って家づくりをする。それが、家族の健康を守ることにつながるのは間違いありません。この病院も住医学研究会が認める家づくりを意識して建てています。ここにくる患者さんの体が少しでも楽になるようにとの想いからです。「治療装置としての建物」がコンセプトで、さまざまなところから体を癒す気が出てくるように、風水なども取り入れて設計しています。面白いカタチをしているんですが、カタチがつくりだす空間が、また、人間のエネルギーをよく動かしてくれる。場のエネルギーが生命エネルギーを上げてくれる。待合室にいるだけで体が楽になる人が多いんですよ。