0宣言の家を認めた
研究者たちの紹介

医療法人社団恵耀会 三浦歯科醫院 理事長

三浦 正利 理事長 歯科医師

1981年、日本歯科大学卒業。1985年、三浦歯科医院開院。2005年、医療法人社団恵耀会設立。2008年、YM Association設立。江戸時代、文政の創業から180余年、6代にわたり地域医療に従事。新しい技術を模索しながら最新の治療を志す。患者さんが「痛くなく、気持ちよく」歯周病治療を行えるYM療法を開発。現在、全国で指導を行っている。

宮城県気仙沼市本吉町津谷明戸24-2
TEL 0226-42-2418
公式サイト こちらから

情報の裏側を見るクセをつけましょう

今の日本は、知っている人だけが得をするようにできています。たとえば、みなさんは病院を選ぶときどうやって選びますか? 診てくれる先生ではなく、看板を見て決めていませんか?「大きい病院だから安心だ」「CMをやっているから安心だ」。しかし、本物とは、実際は大きい小さいではかれるものではありません。大きい病院はお金をかけて宣伝しているから立派に見えますが、そのお金がどこから出ているかといえば、患者さんが支払う治療費です。豪華な広告にかける費用の分、上乗せして請求されているんです。
病院ばかりでなく、広告の錯覚は至るところにあります。「コレステロール0(ゼロ)」をうたうサラダ油なんて、植物性だからもともとコレステロールは含まれていませんし、「目にいいブルーベリー配合」「コラーゲンでお肌つるつる!」といった商品コピーも、残念ながら医学的根拠はありません。「早めの○○」も、熱もないのに早く飲みすぎると自己免疫力が低下するといわれています。
歯医者さんに行くと「定期的に歯石を取りましょう」と言われますが、歯石は歯周病の原因ではなく、歯周病の結果としての産物であることを認識された人が行う手技や力量によって結果はかなり違ってきます。
電動歯ブラシで歯周病を改善できると考えている方は強圧で短時間にきれいにしようとするゴシゴシタイプが多くいらっしゃいます。口の中はスッキリするかもしれませんが、かえって歯茎を削ってしまう恐れもあります。
本当に正しいブラッシングは、柔らかい歯ブラシを使い、ほうきで軽く床をはく程度の力で、きれいなところから磨くことです。ひどいところは最後にゆっくり磨くと、菌が口中にバラまかれずに済みます。
情報の後ろに隠れているそうした真実を知らずに選んだ結果、損をしてしまう人も多いのです。

最初に弱点を言うのは親身になっている証拠

本物を見極める目を養うためには、まず広告を鵜呑みにしないことです。まわりがいくら「いい」と言っても、自分でもいろいろ調べてみることが大切です。そして、少しでも危険だと思えばそれ以上は近づかないこと。最終的に、自分の身を守るのは自分。その上でやると決めたなら、腹をくくってやればいいんです。
私が一つポイントにしているのは、最初に弱点を言ってくれる人かどうか。たとえば昔の町医者は、現在の病院のように薬が豊富にあるわけではありませんから、病気を治すには患者さんに生活改善してもらうしかありませんでした。往診した先の食事の内容や衛生状態を見て、指導をしたり意見をしたり、ときには怒鳴ったりして、生活を改めてもらった。でも、それだけ親身になってくれるからこそ、怖い存在ではあったけど、地域で尊敬されたんです。
私も患者さんに対して、耳の痛いことでもなるべく言うようにしています。「痛みを呼び寄せているのは自分だよ。原因がわかっているのに手を抜いたから、こういう現実になっている。でも、必ずよくなるから一緒に解決しよう。親からもらった体を大切にしよう」。
私にそう言われて余計なお節介だと思った人は、別の病院に行ってしまいます。しかし、本気で治したいと思う人は、がんばって自分の生活を改善し、本物の健康にたどりつく。
そうやって、私も本物を求める患者さんを選んでいるのかもしれませんが、「誰を選ぶか」で、人の未来は大きく変わっていくと思います。

医療人としてもっとも大切なのは人格

私が現在行っている「YM療法」も、誰彼構わず教えるのではなく、認定医制度をとっています。
YM療法とは、新しい歯周免疫療法の一つで、歯茎にたまった細菌が出す毒素を取り除き、歯周病を治療する、いわば〝歯茎のデトックス〞です。
歯周病は歯が抜け落ちてしまう病気ですが、その怖さが口腔だけにとどまらないことはご存知でしょう。ところが、この方法なら進行した歯周病にも効果があります。しかも、メスも麻酔も使用せず、患者さんが気持ちよくて寝てしまうほどで痛みもありません。全国の歯科医師から「技を教えてほしい」と言われています。
しかし、医療に携わる人は、能力も大切ですが、一番大切なのは人格です。この技術をお金儲けに使う人には教えたくありません。「病気で困っている人を本気で助けたい。地域の人たちを救う医療人でありたい」と、真剣に取り組む人にだけ教えたいと思い、あえてオープンにはしていません。
私がどうしてそう考えるようになったかと言えば、やはり先祖代々、江戸時代からずっとこの地域の健康を守ってきたという自負が自分の根底にあるからかもしれません。
どうにも困っている人を放っておくことができない性分なんですね。先の東日本大震災では、ここ気仙沼も大きな津波被害に遭い、家を失った人たちがたくさんいましたが、「あなたの人生に私が必要だったら、力をお貸ししましょう」という気持ちで、今も自宅を無償でお貸ししています。
うちの醫院も設備・機械の大部分は壊れてしまったけどなんとか無事でしたし、院内にも住居スペースがあるから何も問題はありません。
地域の人たちに、身近なところで「助かった」と感じてもらえる活動は、やはり地元に暮らしているからこそできるのだと思います。

大きさではなく、心地よい空間をつくる

「しょせん人生は死ぬまでの暇つぶし」と私はよく言うんです(笑)。だからこそ日々を充実させないといけない。人間の人生は長い短いじゃないんです。
そうすると、嫌な環境でがんばるより、自分に心地いい環境でがんばったほうがエネルギーがわいてきますよね。家も同じで、空間を心地いい環境に変えることで体や心も癒やされ、いいエネルギーが生まれる。大きい小さいじゃなく、そういう空間は持っていたほうがいいと思います。
もちろん体にとっていい環境をつくることが大切です。ホルムアルデヒドを出す建材や壁紙に使う接着剤、珪藻土などは医者の立場からもおすすめしません。環境が悪いとストレスがたまり、それが結局のところ体に影響を与えます。ストレスは歯も悪くする。「くいしばり」「歯ぎしり」もその一つで、詰め物が取れたり、傷んだりすることがあります。
地元の木を使い、信頼できる地元の工務店に建ててもらうことが一番いいと思います。うちもそうで、自宅とこの醫院は先祖から受け継いだ山の杉を使っています。ひと山使って家を建て、切ったら植樹し、70〜80年経って、次の世代がまたその木を使って家を建てる。うちには田んぼや畑もあるし、家も江戸時代からの建物を自前の木で増改築している。これが本当の自給自足です(笑)。

自分の中にいる神様を居心地よくさせてあげる

私は『神様が宿る家』というキャッチフレーズはいいと思います。この家をつくる人たちは、「自分の中の神様が居心地がいいと、いい人生が送れる」と言いたいんじゃないかな。また、いい神様が宿っている人は、いい家を希望するだろうと思います。家に守られ、自分の神様に守られたら、きっと人生は満開になりますよ。

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