0宣言の家を認めた
研究者たちの紹介

医療法人社団 癒合会 高輪クリニック

陰山 康成 理事長 

1961年、岐阜県生まれ。九州歯科大学歯学部、東海大学医学部卒業。ペインクリニックの一環として鍼灸経絡治療を修学。欧米においてさまざまな統合医療を研修。現在、高輪クリニック理事長として、心身のバランスに主眼を置く和合医療の普及に努めている。国際和合学会医療理事。
主な著書に『あなたの主治医はあなた自身』

東京都港区高輪4-23-6 ハイホーム高輪201号
TEL 03-3449-4909
公式サイト こちらから

『ドイツの波動機器』他「和合医療」は、医療のオーダーメイド

和合医療をひと言であらわすと、「東西医療のいいとこどり」。一人の患者さんに対し、適材適所で現代医療(西洋医療)、東洋医療、ときには伝承療法も取り入れて、より質の高い医療システムを構築するという意味では、世間一般で言われる「統合医療=西洋医学と東洋医学の融合」と同じです。
違いがあるとすれば、「和を持って貴しとなす」という日本古来の考え方にのっとっていることでしょうか。つまり、「お互いの違いを認識しながら無条件に助け合う精神」。和合医療では、医科と歯科、西洋医療と東洋医療、伝承療法、民間療法を知り尽くした医療家がコーディネートして、患者さんにぴたりと当てはまるオリジナルプログラムを組んでいます。
西洋医療一辺倒では治りにくい患者さんはたくさんいます。西洋医学が医療の中心になったのは明治維新以降で、江戸時代までは、和漢医が漢方や「気の流れを整える」方法で、今でいう慢性疾患などを治療していました。そうした療法を掘り起こしてみると、実際に、西洋医療では太刀打ちしにくい生活習慣病、精神疾患にも使えることがわかったのです。
しかし、和合医療の目的はそれだけではありません。最終的には自分自身で健康管理できる人を増やし、病院に頼る人を減らすことです。みなさんの中には、熱が出たとき、お医者さんに行く人が多いと思いますが、それは自分の内側に健康の神様(自然治癒力)が宿っていないと考える人が多いからでしょう。「健康の神様は外にいる」。だから他力本願になるのです。
多少具合が悪いだけで病院へ行き、薬を飲む。
しかし、薬は病気を治すものではなく、症状を抑えるために出すものです。不必要なときに飲まれているケースも圧倒的に多いのです。そこを見直すためにも、ものの考え方を江戸時代の日本人まで戻すことが大切だと思っています。全国民が健康観を変えれば、医療費による日本経済の危機も回避できるのではないでしょうか。

離島医療の経験が自然志向への転機に

和合医療の原点は、平成3年から5年までの2年間、島根県の知夫里島という人口800人(当時)の離島での僻地医療に携わった経験にあります。その中で、それまでの医療人生での常識を完全に覆される体験をしました。
とにかくその島の老人たちはみんな元気なのです。酒を浴びるほど飲み、タバコを吸っている人も、たまに検診をしても何の異常も出ません。その理由は、まず食事と水です。毎日とれたての魚を食べ、完全無農薬の野菜を食べ、しかも名水100選に選ばれるほど上質な水を飲んでいます。
さらに、この島は漁師の方が多いのですが、海が荒れていれば漁に出ないなど、自然に逆らうことをしません。また、島には電気がなく、夜は真っ暗で静か。いわゆる東洋思想でいう陰と陽で、昼は陽、夜は陰という2極がしっかりあり、本当に大自然と一体化しているのです。
そこに感動し、あらためて、「人は自然に生かされる存在なんだ」ということを体感し、医療に対する考え方がナチュラルな方向にどんどん移行していきました。私の医療人としてのスタートは歯科医でしたが、体を丸ごと診る医療を本気で極めたいと思い、その後、医学部に入学し、医科と歯科のダブルライセンスをとるに至ったのです。

人は、室内環境にどこまでこだわるべきか

自然志向という意味では、クリニックの環境も徹底しています。
たとえば、建材の化学物質はゼロに、床下に炭を入れて室内の空気をマイナスイオン化し、さらに、心身をリラックスさせる働きを持つ空気の振動機を置いています。また、設計は風水学に基づいて行っています。こうしたいくつものファクターの積み重ねによって、快適で居心地のよい空間にしいるのです。
ただし、住環境から健康を考えたとき、結論から言うと、建材の化学物質などが与える体への影響は、個人差が大きいといえす。
個人差とは、人によって、ごくわずかな化学物質にさえ過敏に反応する人もいれば、多少のホルムアルデヒドは平気な人もいるということ。西洋医学的に言えば、その人の持つ遺伝子によって、反応はそれぞれなのです。今はほとんどの遺伝子が解明され、検
査によって、将来、認知症やがんになりやすいのか、がんになるとしたらどのがんになりやすいのかまでわかるようになっています。同じように、化学物質の刺激を受けたときに活性酸素が出やすいか、出にくいかということもわかります。活性酸素が出にくい遺伝子を持っている方にとっては、予算が厳しければ、化学物質まみれのローコスト住宅でも問題がないのです。
しかし、その逆で、ちょっとした刺激でも活性酸素が出やすい人、うつになりやすい人など、繊細な遺伝子を持つ方にとっては、住環境もベストな状態にしてあげないと、具合が悪くなりやすい。それこそ部屋の設計から色使いまで、注意深くやる必要のある方がいるのも事実です。
ただし、過度に神経質になりすぎると、心のイメージが生み出す酸化ストレスが本来の遺伝子とは異なる病気をつくってしまうこともあります。もちろん、家造りの大前提として、化学物質を使わない家のほうがいいのは当たり前ですが、いろいろ情報を集めた中で、感覚として「自分が一番しっくりくる自然志向の家」を選ぶことが大事だと思います。

自分にとっての落とし所を見つける

私が知っている素材の中では、「阿蘇黄土(リモナイト)」がおすすめです。すばらしい脱臭能力と吸収能力、水の浄化力があるのです。水の浄化を目的にうなぎやエビの養殖場でリモナイトを使ったところ、水がきれいになっただけでなく、感染症を予防するための薬品を使わなくても死亡率が減ったことが確認されました。
また、豚の飼料にリモナイトを混ぜると、便のにおいが90%カットできることがわかったそうです。最近では人間のサプリメントやペットフードにも使われています。これを壁材などに混ぜて使えば、脱臭効果のほか、室内にたまったさまざまな有害物質を吸着してくれるはずです。
それからもう一つ、これから家を建てる方におすすめしたいのは、風水的な設計をすることです。古くから、玄関の位置や部屋の配置などによって、家族の健康運や金運など、人生が変わるという考え方があるのはご存知でしょう。「そんなことはまったく気にしない」と言う人でも、周囲から「ちゃんとみてもらった?」と指摘を受け、ネガティブな刷り込みをされると、ちょっとしたことがあったとき、自分が思っている以上に心のダメージを受けてしまうものです。「風水の専門家にみてもらったから大丈夫」と言えるプロテクトをしておくことで、自分の心の拠り所にできます。
大事なのは、あくまでも自分が納得できる環境をつくること。世間で言う「完璧」な家でなくても、そういう環境さえ整えば、自分の内側にいる健康の神様が喜んで輝き出し、常に元気でいられます。その神様を輝かせる一つの儀式として、「家づくり」もあるのではないでしょうか。

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